突然夫に、「相談があるんだけど、えーっとね・・・。」と切り出されました。
「なんの事だ?今後のお義母さんのことか?」とどきどきしましたが、お香典(中国語で紙儀という)のことでした。嫁の実家からも、本来弔問に訪れ、お香典を渡すものなのだとのこと。弔問は無理としても、実家からも「そちらのことは分からないのでよしなに計らってくれ。」と言われていたので、もちろん渡すことにしました。
金額ですが、
3001元お願いされました。
端数が1なのは、偶数にしないため。中国語だと偶数は「双数」で、「双」は重なるという意味もあるからでしょうね。
この金額はあくまでも夫の出身地方の相場です。ほかの地域ではきっと違うと思います。
それにしても、中国人にとってはけっこうな金額です。お葬式はお金がかかるというけれども・・・。
後で聞いたところ、いただいたお香典の金額の6割(これも個人の事情で差があるらしいが相場として)はもらってすぐにお返しするのだそうです。
結婚式のご祝儀でもそうですけど、中国のお返しは「その場で」が多いみたいですね。
ただ、この3001元というのは、、
近い親族の相場であり、あとで今回の収支を記録したノートを見せてもらいましたが、ほかの方のお香典の金額は0が一つ少なかったです。
香典返しのほかにも弔問客が持って帰るもの。
みかん二個
飴二個
タオル一本
砂糖一袋
赤い紙に包まれた赤い糸一本
飴で思い出しましたが、中国では何かと飴をふるまうことが多いですね。おうちに遊びに行っても、よく「飴どうぞ」などと勧められるし、結婚式でも卓上に上ります。お葬式でも然り。先日の納棺直後の焼香でも、焼香が終わったらすぐ飴を食べろと言われました。涙でぐちゃくちゃでえぐえぐしてても飴を食べるとすこし落ち着きます。飴の不思議な力を見た瞬間でした。
赤い糸ですが、帰宅後、家の一番外のドアのノブにかけるそうです。自然に落ちるまで放置しなくてはならないとのこと。ひとりの親戚が糸をかけようとしたら、お返しセットのなかに入ってなくてわざわざ取りに戻ってきました。申し訳ない。(私がセットしたわけではないですよ)
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