広州Gumbo

我が家のお向かいには息子と同い年の男の子とその両親が住んでいます。
お向かいの奥さんは元々の人なつこい性格に加え、何しろ子供同士が同じ学校に通う同級生なので、私もわりと積極的におつきあいしています。

お向かいの旦那さんは何をしている人なのか良くわかりませんが、不在がちでたまに在宅でも部屋で寝ている感じの人。奥さんも勤めに出ているのに家の事はほとんど奥さん任せ。唯一救われるのは旦那さんの姉妹がかわりに子供の面倒などのサポートをしてくれている事でしょうか。中国人男性は家の事もよくやってくれるというイメージがあるんですけど、実際、息子の学校でも「これぞまさにイクメン」っていうお父さんも見るんですけど、この人に関してはそのイメージを覆されます。中国人もやらない人はやらないのね、と。

私もたまにお向かいの子を預かったりしています。っていっても子供同士がウチで遊ぶだけですけども。ご飯の面倒まで見る事は稀です。

で、そんな彼女、会社では総務を担当してて、基本出張などはないはずなのですが、先日他都市の店を閉めなくてはならないので北方や四川など６都市を回る事に。この約一ヶ月ほど家を空けており、昨日無事戻ってきました。
子供も世話はなくなったとはいえ、まだ７歳そこら。一ヶ月もお母さんに会えなかったら寂しかったとおもいます。私ですら毎日顔を会わせる人がいなくてちょっと寂しかったですもん。戻ってきてよかったよかった。

お土産片手にうちにきて、当地でのいろいろをマシンガントークしていきました。元旦の休みも挟んでいたのでそのときは蛾眉山観光もしたらしい。あと色々な名所を話してくれたけれど残念ながらちょっと分かりませんでした。あとは、閉店に伴う人員整理の談判が意外に難航したとか。今は労働者の権利意識も高いから先方も強気らしいですね。彼女曰く、「広東人はもうちょっと妥協とかあるんだけどねえ。向こうの人たちはすごい。」とのこと。実際のところはどうか分かりませんが、同じ中国人同士でもどこそこの人はどうだという・・・自分と違って当たり前という意識を持っているのが私には面白く感じられます。

所変わればのお土産



瀋陽（沈阳）名物？「不老林糖」中はピーナツの入ったヌガーです。レトロなパッケージがナイス。




重慶名物「怪味胡豆」これは食べた事あります。揚げたそら豆に山椒や唐辛子、砂糖などが混じった粉がコーティングされています。辛いのに甘い複雑な味。故に「怪味」。


あとは広州で残務整理をして来週には旧正月休みなのだそうです。
各都市を回った店じまいもやはり「懸念は年内のうちに」という判断なんでしょうかね。
年末ラストスパート中なお向かいの奥さんです。





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明けましておめでとうございます。


広州で過ごす元旦ももうかれこれ１４回目です。

仕事をしていた頃は決算期で一番多忙だったため、正月休みに短期で日本に一時帰国するなんていう気にはとてもなれず。

子供が生まれてからは流感などがこわいし、元旦を迎えて広州に戻ったらすぐに夫の実家で旧正月というハードスケジュールを懸念して帰れずじまい。

息子が学校に上がれば、この休みの直後に期末テスト。勉強はともかく、風邪でもひかれてテストが受けられないのもいやよねとこれまた帰れず。

でもいつかは日本の実家でおせちをつつきたいなぁと夢見ています。


すっかり現地化して元旦は特に何もしなかった我が家ですが、数年前からこれではいかんと実家から重箱を持ち帰り、出来るだけのおせちをつくってます。
これもネットなどで手軽にレシピを入手できるお陰。便利になったものです。

夫も近年は大晦日や元旦は日本式に過ごしてくれるようになりました。
以前は元旦に友達とバーベキューとかそういうイベントを組んじゃう人だったのですが。
（元旦から肉をがつがつってなんだか気が進まないですよね・・・夫も旧正月だったらそんな事しないと思うんですけど）
特に今年は大晦日に年に一度ひくかひかないかの風邪をひいてダウン。正月はそれはそれはおとなしかったです。私もここぞとばかりにだらだらしてます。


今年もあっという間に過ぎそうですが、元気に穏やかに暮らせればと思います。
皆さんにとってもいい一年になりますように。




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そろそろクリスマスです。
少しは寒くなってきましたが、クリスマスらしい感じが全然しない広州です。

だいぶ浸透してきた感じがするものの、まだまだ広州では一部の人だけがお祝い（？）するクリスマス。夫くらいのおじさんになると全く蚊帳の外です。つきあっていたときもクリスマスだからどうとか、そういうのは全くありませんでした。結婚して子供が出来て、子供にはクリスマスの楽しさをという思いから私がサンタクロースになってプレゼントはあげているんですけど。

下の娘の誕生日は１９日なので、そこでケーキを食べて、子供達の好きなものを夕食で食べると、間髪入れずクリスマスがやってきます。誕生日で色々食べたし、もういっかってことで、ここ数年はますますクリスマスの平日化がすすんでいる我が家。

去年決定的なことが起こりました。

一応、無理矢理用事を作らずに帰ってきてほしいと２４日の朝、伝えたのですが、結局外食となった夫。

それでもせっかくだしそれらしいものでもつくるかと、冷蔵庫の鶏肉を見てみると、「脂肪を取っておいて」と（家事のお手伝いをしてくれている）アイさんにお願いしていたものが、なぜか細切れになっている。

本当は大きな塊でガーリックとハーブでおしゃれにグリルしようと思ってたのに！

仕方ないので、同じ味付けの唐揚げにすることにし、粉まみれで手間取りながら仕上げて、お向かいのお宅に遊びにいっていた子供達を呼び戻そうとすると。

通常営業のお向かいの中国人ママはその日夕飯を鍋にしたらしく、すでに食べ始めてて、子供達もなぜかご相伴にあずかっていた！

多分、何も考えずに子供達に勧めてくれたのだと思います。なにしろ、大部分の中国人家庭ではクリスマスだからって何もありませんから。


その晩の夕食は大量に残ってしまい、後日、夫はあの晩マージャンだったことも発覚。この件があってからはもう特別なことはするのやめた次第です。


今年、ひとりで香港に買い出し弾丸ツアーに行きたいと夫に相談していたのですが、スケジュールをすりあわせた結果、２４日しか空いていないことがわかり、ちょっとためらいましたが、どうせ何もしないしなと２４日に決行する予定です。

夜中にプレゼントを子供達にあげられればそれでいいんです。
もう完全に吹っ切れました。





☆おまけ☆

たしか９９年に撮影したサンタの写真＠好又多（スーパーの名前）
ひげが直毛で頭も長くて、仙人っぽい。






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