ウチの近所に路上駐車の車両から駐車料金を徴収する青年がいます。
茶色の長髪でいつも赤いキャップをかぶっていて、たたずまいが東南アジアのどこかの街角で一日何する事もなく道ばたで座っていそうな感じの彼。
実際のところは彼はそうではなくて、夜中時々ベランダから外を覗くと外套を纏ってずっと車両の見張りをしており、いたって真面目に仕事しているのですが、
おせっかいなおばさんは、
「あんなに若いのに、じっと座って見張りだけしているなんて、面白いのかな。」
などと思っていました。
先日、買い物をしようと近所を歩いていた所、赤い車が結構なスピードで向かってきました。
思わず避けましたが、すぐ後ろをあの青年が全力で走って追いかけているのでビックリ。
すれ違いざまに彼が、
「なんで、金払わないんだよ!」
とぶつぶつ言っているのが聞こえました。
狭い通りなので車も思ったより速度が出ず、そして何より青年の足がものすごく早かったので大通りに出る手前で捕まえてました。
逃走距離約200mくらい?
振り返りながら、青年に怪我がなければと思いながら成り行きを見守ってましたが、無事捕まってよかったです。
路上での駐車料金がいくらだかよく分かりませんが、青年は諦めずに走って職務を全うしました。
責任は責任なのであって、お金じゃ量れないよね。立派だったなぁとちょっと感動しました。
ちなみに、私の他にも野次馬がいましたが、逃げる車を見ながら、
「真丢脸!(ホントみっともない!)」と蔑んだ眼差しを送っていました。
そりゃそうだ。
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